明神ヶ岳 (みょうじんがたけ)
report&photo:Yumitaro
course time ; miho
adviser ; Yumiko Okubo

【DATA】
登った日  2004年1月18日(日)
お天気   晴れ (雪の翌日)
メンバー  7名
山の高さ  1169m
 登った高さ  634.6m
歩行時間 4時間40分(休憩・昼食含む)
≪アプローチ
小田原線 伊豆箱根鉄道大雄山線
≪コース≫
[08:57]大雄山駅[09:15]=(BUS)=道了尊(バス停)=最乗寺(和合下駄)[09:40]=石仏12体=
二組に分かれる=[10:40]明神岳見晴小屋(小田原方面に展望)=[11:00]2本目の林道(40人の団体を抜く)=
神明水=[11:55]相談・アイゼン装着[12:10]=頂上到着(明神ヶ岳1169m)先行組[12:30]・後続組[12:40] 
昼食・相談[13:15]=宮城野分岐の鞍部=[15:00]宮城野橋(下山)=勘太郎の湯=小田原駅
  
■スノートレッキング 
お天気最高!しかし前日が大雪!
おおくぼ ゆみこさんは、ふたつのコースを用意してくれました。
 
・雪の「明神ヶ岳
・安全な「幕山」
 
みほさんとみどりさんが、元気よく「明神ヶ岳」に挙手!
からっぽクラブ初!雪の中の山行となりました!
 
到着してみると、
お布団のように、ふかふかな雪に覆われた地面。
すすむ林道には、風に吹かれた粉雪が

木々の隙間から降りてきた光に照らされて
キラキラと舞っていました。
 

「人型 作れそ〜だよ!!」(候補:ななさん 又は ゆみ太郎らしい)
はしゃいだ声が聞こえてきます。
 雪は楽しい!
 
 ■体調不良
最乗寺をすぎ、10分経過したころだろうか
きょうこさんの様子がおかしい? 
「どうしたの!?」
「気持ち悪い・・・」
 
ふと、わたしの体調不良も心によぎる。
朝の移動のとき、カレーパンを食べて腹痛を起こし、途中下車をしたのでした。
いつものパターンでスッキリ。とどめに正露丸を飲んで参加。
薬があってよかったとつくづく思いました。

朝から脂っこいものを食べるべきではない(反省)

やがて、きょうこさんはすっきりしたというので、
進んでみることにする。だけど
やっぱり
「気持ちが悪い」らしい。帰ったほうがいいかもしれない。 

少し先に進んだみんなに知らせると、ゆみこさんが戻って来てくれました。
「私がついてるから、みんなは先に行ってて!!ゆみ太郎さんも!!」

そこから
ななさん、ともみさん、みどりさん、ゆみ太郎、みほさん 5名
きょうこさん ゆみこさん 2名

ふたつのグループに分かれることになりました。(隊列の順番 後続2名は予測)
 石仏12体  どうか無事に登れますように

 ふたつのグループ
★40人の団体と一緒に登山 
例によって、中高年の団体と遭遇 会話が楽しい。 
「そっちのねぇちゃんたちと登りてぇな!(2回言われた!おじ様 ごめんなさい。)」
「〇〇さん!そっちに行ったら?」
「7人!?七福神か!?」 明るく話し掛けてくれます。
 
みほさんがこの団体さんよりも、先に行こうと提案。
40人が歩いた跡は、雪が踏み固められて滑るけれど、
その前だと、新雪の状態
歩きやすさがまったく違うのです。なるほど〜。
 
  雪に映る影 
日にあたる雪の結晶が
小さなダイヤをたくさん
散りばめたように輝いていました。


★登っていると暑くてたまらない。
服を脱ぎアンダーシャツだけになる。
 
お天気最高 眺めよし!

ななさんが気を利かせて、ゆみこさん達と連絡をとってくれました。
「きょうこさんが回復して、後から追ってくることになったそうですよ。」
帰ってしまったのでは?と、心配していたので
これで、ひと安心。なんだか嬉しくなりました。

真っ白な雪に触ってみる
サラサラっと 指からこぼれ落ちていく。 
ほてった身体にその冷たさが心地よい。
 「神明水」で喉を潤す(軟水)
 
★連絡が取れない!?  
しばらくすると携帯が圏外になり、
後続の二人との連絡が途絶えてしまいました。
 
 
雪山の装備が万全ではない5人の顔に不安の色が広がりました。
このまま登れても、降りるのは!?

みほさんがリーダーシップをとり、
相談した結果、
頂上まで行ってみることになりました。

電話が通じるかもしれないと判断したからです。

■頂上・合流・昼食 
★頂上到着 
だけどやっぱり電話が通じない。
予想通りこちら側は圏内にはなったけれど、今度は向こうが圏外らしい。
すると!
 「わっ!!来たぁ!」 「早い!!」
 
到着してからわずか10分後、後続グループ 頂上に到着
昼食は全員そろってとることが出来ました。
きょうこさんも体調が回復したらしい。ホントによかった。

ふと空を見上げると青い空に黒い雲も。
山の天気は変わりやすいってホントだ。
   ゆみこさんを囲んで相談
  
予定していた明星ヶ岳は断念
駅への最短距離 宮城野へ向かうことに。
 
■雪の降り道
足を下ろしたら、ズルリと滑りそうな雪道に
腰が引けちゃうメンバーが出てきました。
☆ゆみこさん降り方のワンポイント
・下りはストックを長めに調節して自分の前について、
 第3の支点として安定をはかる
・足をフラットに下ろす(グリップが効く)
・足幅は小さく


わたしは念のために持っていった軽アイゼンが大活躍。
最初は履かずに進んでいたんですが、装着してからは
別人のように足取りが軽くなりました。
なんと先頭を進む ゆみ太郎でした!
 
   みんなの登山靴

サラサラのきれいな雪。途中休憩中に、雪合戦などして遊ぶ。
子供に帰ったような気分♪ 
最後になってやっと 大文字がみえました。

おわり
 
◆体調不良続出 
慣れない雪で緊張したのか、わたしも含め数人が、体調不良を起こしました。 
食事中の方は御覧になりませんように。。。→
 クリック 
◆アイゼン 
使ったアイゼンは4本爪 今回の登山は新雪だったので、ちょうどよかったです。
苦手な岩場でも、つま先をつかって降りることができました。
しかし凍った状態だったら、この軽アイゼンでは足りないと思います
★ゆみこさん アイゼン購入アドバイス
軽アイゼンは、簡単なスノートレッキングの他
夏の高山の雪渓歩きにも重宝します。
お店に登山靴を持っていき、合わせること。
装着に時間のかかるバンド式よりワイヤー固定式の方が便利。
どちらにしても、現地ですばやく装着できるように家で練習しておくこと。
氷化が予想されるときやスノートレッキング以上の雪山には
12本爪のアイゼンを!
ヒールがビンディング式のアイゼンは、靴の踵にコバと呼ばれる
引っかかりがないと装着できないので要注意。

雪山の重ね着 ご参考

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