大野山(おおのやま)

planning by Okubo Yumiko
【DATA】
登った日 2005/6/12(日)
お天気 晴れ

メンバー14名 (yumiko, tomomi, nana, midori, yumickey, saiko, ineko, chami, mattsun, junjun, tama-chan, maasa, akkey, usa)
山の高さ 723.1m
 登った高さ 約500m
フリー素材:伸びるライン画像 産後第一弾!新メンバー7名を迎えました♪

■地図■
 国土地理院地図閲覧サービス「ウォッちず大野山
 山北町観光情報 大野山

■アプローチ■
 新松田駅(小田急小田原線)から、8:50発大野山登山口行きバス(富士急行:約25分)

■スケジュール■
 大野山登山口バス停9:30=10:00共和小学校(少し先にトイレ有り)10:15=10:30地蔵岩
 =11:00最後の登り手前の沢11:15=(犬クビリにトイレ有り)=11:36大野山頂上(昼食)
 13:10出発=13:40十字路(休憩)=14:15嵐(休憩)=14:45御殿場線「谷峨」駅
                                             【total =5h15min】


■温泉■ 秦野温泉「スーパー温泉 丹沢湯彩 ほたる」(小田急線「東海大学前」駅前/650円)

■参考HP■ 山北町観光情報小田急沿線ハイキングガイド

■お役立ち連絡先■ 富士急行松田営業所 TEL 0465-82-1361
                山北町産業観光協会 TEL 0465-75-2717
                松田合同タクシー TEL 0465-83-0171
                山北タクシー TEL 0465-75-0262


大野山report!  by Okubo Yumiko

今日は、公私ともにドッキドキの日。

「公」は、こんな活動をやりながらなんだが、初めて会う人の前だと緊張する方なので、「首尾よくみんなに楽しんでもらえるかしら」というドキドキ。

「からっぽクラブ」のメンバーは、基本的にネットで募集しているので、新メンバーの方とは会うのも声を聞くのも初めて。でも、来る方はもっとドキドキしているに違いないから、安心してもらうためにも、私がしっかりしなくちゃね!

「私」は、なにしろ2月に生まれた子どもと離れて過ごすのは今日が初めてなので、「おっぱい大丈夫かなー」というドキドキ。

母乳育児なので、3時間以上子どもに吸ってもらえないと、おっぱいがパンパンに張って辛くなってしまうのだ。いざとなればこっそり絞ればいいやと思って、おもいきって山行を企画したけど、実際どうなるかちょい不安…

でも、「私」のドキドキの方は、外に出て雨上がりの光に包まれた瞬間、どこかへ吹き飛んでしまった。

久しぶりの自由にウキウキする!電車に乗るのは何ヶ月ぶりだろう?景色もゆっくり見たいし、車両内の人物や広告も観察したいし、買ったまま読めなかった文庫本も読みたいし…と迷っているうちに、あっという間に新松田に着いてしまった。ちょっと残念。

「公」のドキドキは、待ち合わせ場所が近づくにつれてますます高まってくる。「みんなとちゃんと落ち合えるかな?」、「どんな出会いがあるだろう?」。きっとみんなも一緒だよね。

バス乗り場には、すでに中高年のグループが並んでいた。「からっぽ」では一番乗りかな?と思っていたら、近くに若い女性のグループを発見!案の定、新メンバーの方々だった。悲しいかな、どの山に行っても、その数の少なさから若い女性は目立ってしまうのだ。潜在的なニーズはあると思うんだけどなー。

そのうちに見慣れた顔も集まってきて、にぎやかな女性軍団の出来上がり。
出発までに、新メンバー8名のうち2名確認できなかったけど、決められたバスに乗ることが条件だったので、泣く泣くあきらめる。

と、バスを降りてみたら、そのうちの1人で、茨城からわざわざ出てきてくれた言語療法士のmattsunを発見。よかったよかった。

もう1人のsakikoさんは、なんと駅間違いで、新松田ならぬ新杉田に行ってしまったことがあとで判明。次回はぜひ、新調された山靴とともに集合場所でお会いしましょうね!


麓の集落を抜けて、いざ大野山へ

整然とした茶畑に思わずみとれる

山の上の小学校。通学が大変そう!

自己紹介などは山頂でゆっくりやることにして、簡単なストレッチをしていよいよ出発。

バス乗り場に並んでいた中高年のグループも私たちと同じく大所帯で、以降抜きつ抜かれつ、声を掛け合いながら登ることになる。

舗装された道をプラプラ歩き、急坂に張り付いたような麓の集落を抜ける。民家の石垣の隙間に植えられた草花や、整然としたお茶畑が目を楽しませてくれる。さらに登ると、村のどん詰まりに小さな小学校が現れて、「ここに通っている子は、みんな足腰が強くなるね〜」と、みんなでひとしきり感心する。

小学校の先にある公衆トイレで休憩して、その先の地蔵岩観音から山道に入っていく。

雑木林の中をゆるやかに登っていき、山腹を回り込むと涸れ沢が現れたので、そこで水分補給。この日は気温はそれほど高くないものの、湿度が高く熱中症の危険があるので、しっかり飲んでもらう。

そこから最後の登りとなり、ほどなく山頂に広がる牧場の末端が見えてきた。


地蔵岩。ここから山道へ

雑木林の緑が目に沁みる

最後の登りを前にしっかり水分補給

「甘い香りがするな〜」と思って辺りを見回すと、野バラがたくさん咲いている。ん〜、アロマ効果で癒される♪

やたらと声をかけてくるおじさんがいて、「桑の実には赤い実と黒い実があって、黒い方は甘いんだ」と教えてくれた。残念ながら、その場所の手の届くところはみな食べ尽くされていたけど、あとでまた見つけて食べてみると、とっても甘かった。

山頂では、もう一人、いやもう一家族、初対面の方とお会いすることになっている。育児と山登りの両立を目指して、ブログ上で往復書簡を交わすことになったしのぶさん親子だ。

からっぽ山行にお誘いしたら、自分だけで山行に参加するのはまだ無理だけど、山頂まで10分のところに駐車場があることをお伝えしたら、車でご家族そろっていらっしゃるとのこと。

頂上に着くなり、赤ちゃん連れなのですぐに発見!自然の中に、まだ3ヶ月にもならないのホヤホヤの赤ちゃんがいることにひたすら感動!何度も、「よく来たねー!!」と赤ちゃんに向かって言ってしまう。

お父さんも山屋さんとのことなので、父親の復帰も含めて、今後いかにして山登りを生活に取り込んでいくかについて、ブログで情報交換していきたいと思います。乞うご期待!


牧場周辺に野バラの甘い香りが漂う

いっぱい汗をかいて、みんないいお顔!

しのぶさん親子に初対面!

大野山は富士見100景に選出されているけど、この日は残念ながら雲の中。でも、梅雨の中休みに当たっただけでも感謝感謝。お弁当をひろげていると、既メンバーのInekoさんが、みかんの皮でおこした自家製酵母で焼いたパンを回してくれた。すごい!酵母って自分で作れるんだ!いつか私も挑戦してみたいな。

ランチを食べ終わった後、全員であらためて自己紹介をし合う。新メンバー7人の方には、山の経験や今やっていること、からっぽクラブをどこで知ったか?などを話してもらう。

帽子づくりが趣味の方あり、2人の娘さんのお母さんあり、自転車サークル出身の方ありと、さすがこういう集まりに顔を出すだけあって、個性的な方ばかり。意外にも、産経新聞のインタビューを見て応募したという方が多くてびっくりした。

その後、初期メンバーのnanaさんの発案で、緑陰でヨガを楽しむことに。本格的にやっている人はいないので、知ってるポーズを教え合うだけだけど、教えられるままポーズをとると、突然風の音や鳥の音がクローズアップされて本当に気持ちがいい。

nanaさんは逆腹式呼吸を、midoriちゃんや、京都から東京の大学に交換留学に来ているという新メンバーのjunjunは、けっこう本格的なポーズを、そして私は野口体操の「状態ぶらさげ」のポーズを紹介。

もう少しゆっくりしたいところだったけど、あっという間に下山時刻に。

太陽も顔を出し、蒸し蒸しの中を谷峨方面にどんどん降りていく。九十九折りの道になり、一度林道を横切るとまもなく山道が終わる。東名高速を走る車の音が聞こえてくると、駅はもうすぐそこ。歩行者専用の青い吊り橋を渡り、陸橋を越えると、無人の谷峨駅に到着した。

大汗をかいて、温泉&ビールにうってつけの状態なのに、さすがにおっぱいがパンパンなので、泣く泣くあきらめる。松田駅で小田急線に乗り換えるみんなを見送り、私はそのままJRで国府津駅へ向かった。

でも、育児で引きこもりがちの身には、久しぶりの運動、しかも大好きな山登り、新しい出会いへの緊張感、複数の人との会話による刺激がトリプルパンチとなって、全身の細胞が揺さぶられたみたい。

子どもと預かってくれた夫には申し訳なかったけど、かえって育児にいい効果をもたらすような気がする。うん。


緑陰でヨガを楽しむ。風が爽やか!

名残惜しいけど、そろそろ下山開始

青い吊り橋を渡ると駅はすぐそこ
メンバーのみなさん、母乳育児中はこのくらいの時間が限度ですが、子どもがお座りできるようになれば一緒に連れて行くことも出来るし、またしょうこりもなく計画をたてたいと思いますので、長い目でおつき合いくださいね。今回来ることがかなわなかった新メンバーの方も何人かいらっしゃるので、そのときはぜひお誘いしたいと思います。

温泉の感想! by Yumickey

下山後、行って来ました。温泉に♪(有志5名)

露天風呂はもちろん空の下で、とても気持ちがいい場所でしたが、ちょっと熱めのお湯だったので、「室内温泉」の方が私にはちょうどよかったです。

その他にも、いろんなお風呂があって楽しめました。お気に入りは「ストロングバス」のジェット気流〜♪足の裏に心地よく当たるんですよね。これが。疲れが取れていい感じでした!「電気風呂」はビリビリきて、ちょっとビックリ☆

風呂あがりは、恒例の生ビールで乾杯!今回はおなか空いたので、夕食もつけちゃいました。デザートのアイスが最高でした!

新メンバーのvoice!

usa
*

人見知りなので緊張しましたが、皆さん気さくに接して下さってとても楽しかったです!ありがとうございました。

chami*
今回は、初参加で緊張気味でしたが、色々な方と色々な話をしながら登り、とても新鮮な気持ちで登山を楽しむことが出来ました。こうやって登山仲間を持つってステキなことだなぁ・・とつくづく感じ、からっぽクラブと出会えたことに心から感謝しています。

大野山の山頂は、他の丹沢の山々の眺めが素晴らしく、周りに広がる牧草地が何とも言えないほのぼのとした雰囲気で、とっても居心地の良い山でした。山頂でのヨガや呼吸法は、滅多に味わえないような爽快感でしたね。

たった一日の出来事でしたが、こんなに沢山の思い出を自分の中に作ることが出来、嬉しかったです。また皆さんと一緒に登れる日を楽しみにしています!

mattsun*

朝のバスを降りるまで由美子さんを見つけることができず、「あれ?間違えた?」とちょっぴりヒヤヒヤしましたが、とにかく参加できてよかったです。

正直、思っていたよりも登り、汗もかいて、へろへろでしたが、やっぱりなんだか幸せな気分でした。茨城へ帰らなければならなかったので、温泉やビールをご一緒できなかったのがザンネンでした。

最近山登りの楽しさを知り、行ってみたいところ、やってみたいことがたくさんあります。そして今回、みなさんとお会いして、その気持ちがもっと増しました。今後もいろんな楽しいこと、一緒にできたらと思います。ありがとうございました。

junjun*
大野山登山、私もchamiさんと同じくドキドキしながら参加しましたが、みなさんと一緒におしゃべりしながらの登山は本当に楽しかったし、久々に汗を流して(そしてそのあとのビールも…)気持ちよかったです!

やっぱり緑の中を歩くのはいいなあと思いました。一緒に登ったみなさんの雰囲気が良かったのもありますが、みなさん書かれているように、山頂でのヨガ、そして梅雨の中休みのよいお天気がすごくココロに効きました♪

東京にいるのは一年だけの予定なのですが、これからどんどん参加していきたいと思います。

maasa*
昨日はお世話になりました。大久保さんをはじめ皆さん気さくな方ばかりで大満足の一日でした。これからもよろしくお願いします。

tamachan*
初参加で、温かいメンバーの皆さんと山に登ることができて、とても嬉しかったです。すばらしい出会いができたことはすべて、代表のゆみこさんのおかげです。本当にありがとうございます。

大野山で一番印象に残っている事は、頂上でヨガをしたことで、久しぶりに心の底から気持ちいいって思いました。自然の中に、身をおくと、本当にからっぽになりますね。

今回の山登りで、大量の汗をかきながら山が好きな仲間と共にすることが、自分にとって幸せなことなんだと気づいたし、なによりも気持ちが自然体でいられるんだな、と実感しました。

これからも参加していきたいと思いますので、よろしくお願いします。ゆみこさんが送ってくださったフォトアルバム、宝物ですよ。本当に楽しい一日になりました。

akkey*
先日は日常では体験できないことばかりで、心身ともにリフレッシュできました。ん〜やっぱり山は良いですね♪
ゆみこさん、からっぽクラブの皆様どうもありがとうございました。

山渓を読みふけったり、パタゴニアのショップでウェアを見てはうっとりして余韻にひたっている今日この頃です。今後ともよろしくお願いします☆また山でお会いしましょ〜。


フリー素材:伸びるライン画像

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