みほ:表題の通り、牛乳パックのホットサンドの作り方ですが、「作り方」なんて、たいそうなことはありません。

1:まず、自分の好みのサンドイッチを作ります。
 (ホットサンドになることを考えて作りましょう・・・)
 昼までそのままの状態なので、水が出るようなものは避けた方がよいでしょう。

2:作ったサンドイッチを、アルミホイルで包みます。

3:アルミホイルで包んだサンドイッチを、牛乳パックの空き箱に入れます。

4:食べる直前に牛乳パックに火をつけます。

5:牛乳パックが燃え尽きたら食べ頃です。

《火について》
火はゆっくり燃え広がるので、それほど危なくはありませんが、風が強かったときのことを考えて、風よけにするためのアルミホイルを別に持っていきました。
今回は、そのアルミホイルを下に敷いて、その上で風をよけながら燃やしましたが、
そうすると燃えかすの灰もそのアルミホイルに包んで持って帰れるので、ローインパクトだと思いました。

《牛乳パックについて》
今回わたしは500mlにしたのですが、それでも焦げ目が付くぐらいでしたが、寒い時期ということもあり、部分的にぬるかったので、牛乳パックは1Lがよいみたいです。

後で人に聞いたところによると、夏場でも、ほどよい焼き加減にするためには1Lがよいそうです。

《サンドイッチについて》
サンドイッチの中身は、万が一、雨が降ったり、風が強くて、火が点けられなかったときのことを考えて、冷たいままでも食べられるものにした方がよいと思います。

牛乳パックが容器の役目をするので、サンドイッチが潰れないし、火がつけられれば温かいものが食べられるし、食べ終わった後のゴミは小さくなるし、結構よかったと思いますので、機会があったら、お試し下さい。

のり :以前、これでホットドッグに挑戦したことがあるのですが、下になる面の紙が焼けずに残ってしまったのです。
次回は網の上でやってみよ〜なんて思ってからまだやってません。
下の面も焼けましたか?


みほ:えーと、最後の質問からお答えします。
ちゃんと燃やしきりました。

で、のりさんの牛乳パックが何故焼けなかったかですが、地面に直置きしてはいませんか?地面は、真夏の焼けた砂の上でもない限り、わたしたちが思っている以上の水分を蓄えているので、直に置いたら絶対に焼けないと思います。

今回わたしは、予備のアルミホイル長さ50cm分くらい切って、たたんで持っていきました。でも、それを敷いてもその下が雪だということが確実だったので、手でもって焼きました。(並べる石も、雪の下でしたし・・・)

牛乳パックは、ちろちろとした小さな火で、ほんとにゆっくりと燃えますので、端っこを持っていれば、かなり長い間持っていられます。

このホットサンドは、子供会などのキャンプやハイキングで、よく使う手なのですが、基本的には手でもって焼くようです。開口部を下に底を上にして持つのが上手に焼くポイントのようです。

みんなでワイワイ楽しみながら簡単に食べるための方法なので、石で炉を組まなきゃとか、こういう風にやらなくちゃいけないという決まりなんかはありません。
考えてみれば、炉なんか組んでたら時間がかかって、簡単にっていうコンセプトの意味がないですよね。
だから兎に角、安全でさえあれば、あとは楽しく美味しく食べよう!お手軽料理!(~o~)という気持ちで、挑戦してください。

のり:キャンプサイトにあった石の炉の上でやったのですが、朝露でしめっていたと思われます。
紙だから燃えやすいかなぁと思ってたんですが(^^;今度は手で持ってやってみますね!


みほ: 朝露って、すごいね 
石の炉は、ストーブとして一晩中炊いていればOKだとおもうけど、野外や夏のキャンプだったらそんなことはありえないし・・・
のりさんがご自分でも仰ってらしたとおり、炉に金網張れば大丈夫だったと思います

牛乳パックのホットサンドは小さい火力でOKという点が長所でもあり、逆に火力が小さので、風や水気の影響を受けやすいという欠点は免れません。

ちなみに、今回同じサンドイッチを2包み作り、つまり500ml入りの牛乳パック二つ分ですが、一つは食べずに残したので、家に帰ってから、牛乳パックから出して、ホイルはつけたままオーブントースターで焼いてみました。
流石に温度はまんべん無かったんですが、焦げ目は付きませんでした。
明神岳の頂上でみんなと食べた時の方がだんぜん美味しかったです。

【蛇足】ですが、このホットサンドはあくまでも生の火を使うので、状況によっては諦める場合もあることをくれぐれも肝に銘じておかないといけません。山火事とか、他の登山者とのトラブルとか・・・の元となりかねませんから・・・
そういうこともまた、自己管理、自己責任のうちですので、よろしくお願いします



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牛乳パックのホットサンドの作り方