明星ガ岳(みょうじょうがたけ)

planning by Yumiko
【DATA】
登った日 2004/9/11(土)
お天気 うす曇り

メンバー5名 (rena, michiko, ∀kiko, nobuya, yumiko)
山の高さ 923.9m
 登った高さ 約474m
フリー素材:伸びるライン画像 おにぎりが一番美味しく食べられるのは山!

■地図■ 国土地理院地図閲覧サービス明星ガ岳

■アプローチ■ 
箱根湯本駅(小田急小田原線)より、箱根登山バスにて宮城野橋まで

■スケジュール■
9:05宮城野橋 = 9:35登山口 = 11:50大文字焼の場所 = 13:00明星ガ岳(ランチ)
= 15:35下山完了 【total =6h30m】
(=16:30勘太郎の湯=18:30韃靼そば=19:35バス搭乗)


■温泉■ 日帰り天然温泉「勘太郎の湯

花の法科大学院生michikoさんのreport!

 9月11日の第22回からっぽクラブは、明星ガ岳に行きました。今年の夏は台風が多く、延期続きで、今回は計画から3度目にしての決行。参加者は由美子さん、晶子さん・のぶやさんご夫妻、玲奈さん、道子です。

1.由美子さん
 今回は、妊娠されて少しおなかのふっくらした由美子さんのペースで、少しゆっくりめに歩きました。登り始めて30分ほどは、こまめに休憩をとっていらっしゃいました。由美子さんによると、最初ペースをつかむまでが少し大変だったそうです。それから、妊婦さん用の登山着があるといいなと思いました。

2.登り道
 明星ヶ岳の登り道は、雑木林の中を結構急な登りでした。このところずっと雨が続いたので、道沿いはキノコワールド。サンゴ礁に似たものやオレンジ色のちょっと毒々しいものから、マシュマロのような純白のものまで、様々な種類がありました。また、たくさんのドングリが落ちていました。
 所々に木で作った箱状のものがありました。傍にあった看板によると、それは水切りで、土砂が流出するのを防止するとのこと。みなさん、見かけたら「一握りでも結構ですから土砂の取り除きにご協力」しましょう。

 そのほか、カラスが食べたアケビの実が降ってきたり、晶子さんが鳥の巣を見つけたりして、たくさんの自然からの贈り物に触れることができました。

3.大文字
 明星ガ岳は、毎年8月16日に行われる大文字焼で有名です。これは、大正10年から箱根の避暑客慰安のためと、うら盆の送り火として行われているとのこと。大文字焼の行われる場所は、頂上まで15分ほどのかなり急な斜面で、頂上近辺に生えているシノタケという細い竹を使って燃やされるようでした。大の字は、横108メートルの大きなものですが、その場に立っていても大の字の形が見えます。明星ガ岳は、頂上の見晴らしがあまりよくない代わりに、この場所から見える強羅の町並みや、ほぼ真正面に見える小涌谷、さらに周辺の山の景色は最高でした。
        
        大の字からの強羅の町           大文字焼きの場所で             麓から見た大の字

4.頂上
 大文字から少し上ったところに、明神ガ岳に行く岐路があり、それを右手に道をとって3分ほど歩くと、御嶽大神を祀った小さな祠と鳥居があります。双方ともかなり朽ちていましたが、周りには石でできたお地蔵様が数体あり、どれも良いお顔をしていました。

5.韃靼そば
 以前、明神ガ岳に登ったときにも寄ったという勘太郎の湯に入った後、玲奈さんが気になるという韃靼そばを食べました。韃靼そばは北海道の名産だそうで(玲奈さん談)、止血効果抜群のレチンが、通常の100倍入っているそうです。天ぷらそばと天ざるを頼んだのですが、その天ぷらのボリュームにびっくり。おそばでお腹が一杯になったのは、初めてでした。温泉と韃靼そばで疲れも癒されました。

 秋風の中、皆さんとお話しながらとても楽しく登ることができました。どうもありがとうございました。

      
                                 古い倒木に小さな森が           眺望はきかないけど静かな頂

参加メンバーのvoice!

rena*
 ヒマラヤを登頂されるような方とご一緒させていただくということで、「ドンくさい自分はついていけるだろうか(´Α`;)!?」とチョッピリ不安も感じていたのですが、大久保さんの気さくな人柄や、御自身が妊娠中でゆっくりペースで登られた事も幸いし、初心者の私も無理なく楽しむ事ができました。

 最近茶道や着物を通して四季の移ろいを感じる喜びというか、自然を尊ぶ日本的な感覚っていいなあなんて思うので、道中、生ヒルに遭遇したり、カラスの食べかけのアケビが降ってくるとか、小動物の巣をみつけたりとか自然とのふれあいも嬉しいものでした。

 あと同行された方たちもみなさん素敵な方達ばかりで、それぞれの登山のスタイルからも、いろいろと学ぶものがありました。晶子夫妻(ヨガとかマタギとか産みの苦しみのお話とか話題が豊富で、生活全般をクリエイティブに楽しんでらっしゃるようでした。お菓子の詰め合わせパック[注:行動食])は今度私も作ろうと思います)

 みちこさん、道に落ちてるごみをさりげなくひろっている姿がスマートでした(アルピニスト野口健ですね!!)。また次回参加させていただき、素敵なからっぽの皆さんにたくさんお会いできるのを楽しみにしています。

         


∀kiko*
 2度延期になって、やっと3度目の正直で実現した明星ガ岳。身重の由美子のお陰で花々や木の実に出会う度に楽しく、色んな種類のきのこたちがとっても愛らしかった。中でも使用済みの空っぽになった鳥の巣を発見した時は、自然がつくる芸術作品にしみじみ感動した。からすが木の上から落としたあけびの実にも新鮮さを覚えた。山は人間がお邪魔させて貰っている場所なのだ。

 大文字で有名な山だということを大の文字のところに座って休憩した時に知り、大の横棒の左側で小をした時、なぜかすがすがしい気持ちになった。山頂に朽ちかけた祠があって中には何ともいい顔をした神様が居た。奇しくも9.11に呼ばれたということもあって、お酒と塩を持って来たので、途中で拾った赤い実と共にお供えして、この星の平和を祈った。自分の幸せに感謝した1日だった。ありがとう。


         


nobuya*
 とてもよい森でした。針葉樹と広葉樹が交じり合い、よい森でした。町の音と森の音も交じり合い、不思議な感じでしたが、頂上付近の大パノラマはとても気持イイですねぇ。よかったです。頂上にある小さな祠とお地蔵さんもよかったですねぇ。

 一緒に登ったレナちゃん、ミチコちゃんも気持ちのいい人たちで楽しかったです。最後に味わった温泉とビール、そして天ぷら山盛りのダッタンそば、忘れません。またみんなで登りましょう。やっぱり山は、いいですね。ユミちゃん、ありがとう。

        


yumiko*
 いや〜ん、まいりました!8000m峰をアタックしている時と同じくらい、ゆっくりしか登れなくなってる!!最初に予定していた7月末だったら、明神ガ岳も回れたのに。みんなごめんね。でも、こんなに小さな山だけど、本当に楽しかったよ。いっぱいいっぱいで何も見えない私のかわりに、たくさんの山の贈り物を見つけてくれたし、お風呂ではみんながお腹をなでなでしてくれるし。きっと必死で育っているもう一つの命も、お腹の中で喜んだんじゃないかな。なんだか山から降りてきたら、憑き物が落ちたんじゃないかと思うくらいすがすがしい気分になって、あらためて山の力ってすごいなあ、これからもずっと登らせてもらいたいなあと思った1日でした。みんな、本当にありがとう!


         
   すでに普通のズボンがはけない   だんなに似てると言われた白河大権現    苔むした切り株の上にベイビーツリーが

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